仕事が忙しくて、運動する時間がないという人も少なくないだろう。そんな人に朗報だ。英紙「デイリー・メール」によると、英スポーツ健康学会で運動医学の主顧問を務めるマイク・ルースモア医師が、「週5日間、1日3時間立つことは、年に10回フルマラソンを走るのと同じくらいの運動量である」と主張しているのだ。生命時報が報じた。
ルースモア医師は、「英国では政府により、1日30分間の運動を週5日続けることが推奨されているが、実行できている男性は7%、女性は4%にしか満たない。成人の4分の1以上が、週に30分運動することさえままならない状況」とし、「少しの運動、例えば立っているだけでも、続ければ健康に良い。立つ時には足で体重を支え、それと同時に全身の筋肉をバランスよく使っている」と主張している。
また、「1日3時間立つだけでも減量の助けとなり、コレステロール値や心臓疾患・糖尿病になる危険性を減少させることができる。いきなりスポーツジムに通うことは無理でも、日々の生活に少量の運動を取り入れることで健康への効果が期待できる。エスカレーターを階段のように上ったり、駐車場では一番遠くに車を停めたりして、余分な動きを加えるよう心がければ変化を起こせる」と述べている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月15日