英国政府はこのほど、英国の公道での無人運転車の走行を来年1月から許可すると発表した。米国の多くの州もこれまでに、無人運転車の路上での試験走行を許可する法律を採択している。人民日報が伝えた。
無人運転車技術は日増しに向上しており、米国・日本・欧州などが技術の主導権争いを展開している。だが無人運転の自動車が道路を走るには、従来の有人運転との違いに対応した、交通関係の法律や都市インフラなど一連の調整が必要となる。
▽無人運転車の大半はまだ路上テストの段階
米グーグル社は今年上半期、無人運転車の分野で二つの大きな進展を実現した。一つは、都市の路上での無人運転車の初の試験走行を行ったこと、もう一つは、人為的な操作を完全に排除した全自動の方向に舵を切ったことだ。
米国では現在、ネバダ州・フロリダ州・カリフォルニア州・テキサス州・ミシガン州・首都ワシントンですでに、無人運転車の公道での走行を許可する法律が制定されているが、いずれもテストを目的とした走行に限られている。グーグルの無人運転車はすでに公道での100万km以上のテストを行っているが、交通事故は一度も起こしていない。
日本は無人運転を「自動運転」と定義している。日本政府は、自動運転技術の開発を経済成長戦略に組み込み、2020年までに自動運転システムの試用を実現する方針を打ち出している。日本の自動運転技術は応用化開発の加速期に入ったと言える。2013年9月から11月までに、日本の3大自動車メーカーの日産・ホンダ・トヨタは無人自動車の路上試験走行を相次いで行った。