黄さんは中国人と日本人のハーフ
黄さんの娘・周さんによると、黄さんの父親の故郷が藤橋鎮。そして母親が日本の山形県出身。つまり黄さんは、中国人と日本人のハーフということになる。
当時、日本に行ってビジネスを始めた温州市の一団の中に、黄さんの父親がいた。日本で、お茶関係のビジネスをしていた黄さんの父親は、約20歳年下でまだ学生だった日本人と出会い、結婚した。その後、黄さんと、2歳年下の弟が誕生した。日本で5年暮らした1937年ごろ、黄さん一家は温州市に戻った。しかし、母親が亡くなってしまい、家庭の環境は大きく変化。弟が突然家出をし、全く連絡が取れない状態になってしまった。20年後になって、再会を果たしたという。