2014年9月3日  
 

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<企画>中国人民抗日戦争勝利69周年記念 正義の勝利を銘記する

人民網日本語版 2014年09月03日14:35

 中国全国人民代表大会は2014年2月、9月3日を中国人民の抗日戦争勝利記念日とすることを決定した。今年9月3日は抗日戦争勝利の69周年となる。同日午前に北京各界が盛大に開催する記念行事に、党と国家の指導者が出席した。

【抗日戦争勝利記念日を制定する理由】

 北京の人民大会堂で行われていた第12期全人代常務委員会の第7回会議は27日午後、閉幕した。会議は中国人民抗日戦争(日本の呼称・日中戦争)勝利記念日と南京大虐殺犠牲者国家追悼日の制定に関する決定を採択した。>>>詳細へ

■ 外交部「抗日戦争勝利記念日」は侵略反対を示すため

 外交部(外務省)の公式サイトによると、外交部の華春瑩・報道官は15日、中国政府が抗日戦争勝利の日の記念活動を開催することについて、侵略に反対し平和を守るという中国人民の堅い決心を示すものだと語った。>>>詳細へ

■ 堅固な歴史的基礎と現実的必要

 中国社会科学院近代史研究所の王建朗所長は取材に「第2次世界大戦の東方の主戦場である中国は米国、英国、ソ連と共に、ドイツ、イタリア、日本のファシズムを最終的に打ち負かした四強国家となった。抗日戦争の勝利によって国連安保理の常任理事国5カ国の1つとしての中国の地位が固められた。>>>詳細へ

■ 記念日、追悼日の法制化は国際的慣例

 中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争の勝利から来年で70周年となる。中国人民抗日戦争記念館の李宗遠館長は「全人代がこの日を法制化すれば、来年国レベルで各種記念行事を行ううえでさらにプラスとなる」と述べた。>>>詳細へ

■ 愛国主義の情熱を凝集し、民族振興に貢献

 「戦争を記念するのは戦争を遠ざけるためであり、災禍を追憶するのは災禍を遠ざけるためだ」。王所長は「抗日戦争勝利記念日と国家追悼日の制定の動きは、中国国民が平和を愛し、軽々しく戦争をしないことを示すものであり、国民を教育すること、特に若い世代が戦争の災禍を銘記するようにし、再び戦争を繰り返させないことに重点がある」と指摘した。>>>詳細へ

【指導者が中国人民抗日戦争勝利69周年記念行事に出席】

 3日は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利69周年記念日。午前、北京各界が盛大に開催する記念行事に、党と国家の指導者が出席した。>>>詳細へ

■ グレードの高い記念行事は宣言書

 「今年の抗日戦争記念日は5年10年の節目の年ではないにも関わらず、中央は高いグレードで扱っている。これは中央が記念行事を通じて対外的にメッセージを発していることを物語っている」。国家行政学院の許耀桐教授は「新指導者は抗日戦争記念行事に出席することで、中央の新たな見方と考えを対外的に伝えることができる。今年の記念行事が比較的特殊であることも、国が抗日戦争記念行事を以前よりも重視していることの表れだ」と指摘。>>>詳細へ

■ 民族の士気を高め、「中国の夢」を共に実現

 中央党校党建教研部の戴焔軍副部長は「抗日戦争は中国人民にとって、外国の侵略を防ぎ止める近代の戦争において初めて真に勝利した戦争であり、中国人民全体にとって記憶の深い近代史上重大な出来事であり、毎年記念日には盛大に記念すべきだ」と指摘。>>>詳細へ

■ 歴史を鑑とし、警戒を高める

 今年のグレードの高い抗日戦争記念行事の現実的意義について、戴氏は「歴史を鑑とし、警戒を高めるようわれわれに注意を促す意味が大きい。安倍政権発足後、日本は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題など対中関係の処理において、また、内政、自衛隊強化などの問題で軍国主義復活の流れが明らかだ」と指摘。>>>詳細へ

■ 正義の勝利を銘記する

 抗日戦争記念日は正義を守り、平和を愛する世界の全ての人々にとって共通の記念日だ。この日、中国の歴史に対する尊重、平和に対する重視、未来に対する思考が堅固で揺るがぬ国家意志として、世界の人々の面前に厳かに示される。>>>詳細へ

【抗日戦争勝利記念日、各地で関連イベント】

■ 平頂山虐殺事件遺跡記念館で追悼活動

 遼寧省撫順市にある平頂山虐殺事件遺跡記念館では追悼活動が行われ、淞滬抗戦(第2次上海事変)の舞台となった上海蘇州河北岸の四行倉庫では全面的な改修工事が実施され、南京の学生は関連の教育活動を行った。>>>詳細へ

■ 戦争犠牲者の追悼サイト「国家公祭網」のアプリ版が公開

 南京大虐殺記念館と新華網が共同で開発に携わった「国家公祭網」モバイルアプリ版が2日に公開された(中国語、英語、日本語の3言語対応)。同アプリは、インタラクティブな機能を備えた追悼プラットフォームであり、記念活動および公式情報の発表、史実や貴重な資料の募集・展示などを行う。>>>詳細へ

■ 新四軍記念館を訪ねて 抗日の悲壮な歴史を語る貴重な文化財

 中国人民の抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利69周年を祝うため、国務院はこのほど第1期の国家級抗戦記念施設、遺跡80カ所のリストを発表し、江蘇省塩城市の新四軍記念館がリストに登録された。全国唯一の専門的で全面的、系統的に新四軍の抗戦の道のりを反映した総合的な記念館だ。>>>詳細へ

■ 国レベルの抗日戦争記念施設・跡地の第1期リストを発表

 中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争の勝利を盛大に記念するため、国務院は1日、国レベルの抗日戦争記念施設・跡地の第1期80カ所のリストを発表した。民生部(民生省)も著名抗日烈士・集団の第1期300人の名簿を発表した。>>>詳細へ

【日本人八路軍「さらに多くの日本人に侵略の歴史を伝える」】

 中国の全人代が今年、9月3日を中国人民抗日戦争勝利記念日と定めたことを知り、日本八路軍・新四軍戦友会会長の小林寛澄さん(95)は「中国は世界反ファシズム戦争に大きな貢献を果たした。このような記念日を制定することは大変有意義だ。若者が戦争について知るようにして初めて、戦争は永遠になくなる」と語った。>>>詳細へ

(編集LX)

 「人民網日本語版」2014年9月3日

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