2014年9月3日、環球時報によると、英紙デイリー・メールは1日、巨額の費用を投じながら建設が中断された7大プロジェクトを選出した。北京市郊外に建設が予定されたアミューズメントパーク・沃徳蘭遊楽園(ワンダーランド・アミューズメント・パーク)の名も挙がっている。
沃徳蘭遊楽園は1990年代に北京市昌平区で建設が開始。年間数百万人の来場が見込まれ、米ディズニーランドと肩を並べる存在となることが期待されたが、1998年に開発企業と土地所有者の間でトラブルが発生し、建設は中断。それ以降は廃墟と化し、15年経ってようやく解体された。
このほかに名が挙がっているのは、施工ミスにより開業できないまま爆破解体された米ラスベガスのハーモンホテル。アラブ首長国連邦・ドバイで建設が計画された人工島のザ・ワールドは、2003年から建設が始まったが、リーマンショックに端を発する世界的金融危機により計画はストップしたまま。
このほか、当初2011年10月に開港する予定だったが、工事の遅れで開港が度々延期され、いまだ開港されていないドイツのベルリン・ブランデンブルク国際空港、米アトランティックシティのレベル・カジノ・ホテル、北朝鮮の柳京(リュギョン)ホテル、ロシアの巨大な露天掘りダイヤ採掘場・ミール鉱山の名が挙がっている。
「レコードチャイナ」より 2014年9月5日