EC130型ヘリコプターが12日、第4軍医大学西京病院救急センター広場にお目見えし、医療スタッフが医療用担架を機内に搬入した。この日、中国西部で初めての航空緊急医療体制が正式に運用を開始、陝西省は、ヘリコプターによる医療救援を省内規模で実施する、全国初の行政省となった。
今後、航空緊急医療サービスは、EC130型機とAS350型機のヘリ2機によって実施される。巡航の最高時速は、E130型機が287キロメートル、AS350型機が266キロメートル。
中国初の航空緊急医療体制が確立されたことにより、交通事故による負傷、ショック症状、複数個所の負傷、心筋梗塞・脳出血・脳梗塞などの突発性心疾患・脳血管疾患、肺血栓閉塞症、大動脈解離、急性中毒など急を要する重症患者の迅速な搬送および搬送途中の救命措置における効率の高い医療サービスの提供が可能となる。
ヘリコプターによる緊急医療サービスは、公益性の医療サービスであるため、患者は、搬送のための実費だけを負担する。自然災害、突発的公共事件、被災者救援の場合は、航空緊急医療サービスは無料で提供される。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年10月13日