国家会議センターで、生中継画面に合わせて、ネームプレートを調整するスタッフら。
アジア太平洋経済協力(APEC)閣僚会議がまもなく北京市内で開催されるのを前に、北京市政府の関連の部門は14日、国家会議センターで、実際の会議の計画を基にリハーサルを実施。100人以上のボランティアが各国の首脳を演じた。また、北京首都国際空港など、会議開催に関係する場所でも、各国の代表の出迎えや送迎、ホテルへの案内の練習、会議システムのテストなどが行われた。新京報が報じた。
音響設備も万全に
国会会議センター1階会議ホールで同日午後3時、各国の代表を演じるボランティア約50人が会議テーブルを囲み、リハーサルに参加した。
同会議で使用されるマイクには、発言したい各国の代表がボタンを押すと、押した順番を読み取り、順番に応じて発言する際に、マイクのライトが緑から赤に自動的に変わるシステムが採用されている。また、カメラにも、代表が発言する際に、必要な資料が自動的にスクリーンに映し出されるシステムが採用されている。
技術担当者によると、「会期中、マイクは予備を含めて2本用意されているため、故障が発生しても、会議を中断する必要はない」。
休憩ホールで食事提供
会議ホールの隣では、お茶などが提供され、そのリハーサルも行われた。
同日行われたのは、閣僚会議の関係者の昼食のリハーサル。さまざま国の代表が楽しめるようにと、中華料理と西洋料理からなり、14-16種の料理や2種類のスープ、2種類の主食、6-8種のデザートが準備される計画だ。
国家会議センターの会議運営部の伊蕾・総監は、「国際慣例に基づいて、食事の組み合わせを行っている。安全な食事を提供するために、普段より厳格な基準を採用し、以前に合格している納品業者も審査を受け直し、最終的に指定された業者が納品する」としている。