「赤皮車」速度が向上し、一部車両は空調設備を完備
かつての「緑皮車」とは違う「緑皮車」
関係筋の話では、新たに塗装される「緑皮車」は、かつての「緑皮車」とは大きく異なるという。「緑皮車」はかつて、旧式の汽車に対する俗称で、時速は基本的に100kmから120km程度で、蒸気と石炭を頼りとし、空調設備もない客車がほとんど。しかし運賃が安いために利用する乗客も多くいた。
その後新型の空調付き客車や高鉄、動車が導入され始めると、「緑皮車」は次第に輸送車両の主力外となり、春節や夏休みといった輸送ピーク時に臨時列車として姿を見せるに留まるようになった。そして2012年7月1日、同部門は「緑皮車」の正式引退を発表した。
現在は京蔵(北京-チベット間)鉄道と一部国際線に限って緑色塗装の客車が使用されている。
今回の塗装塗り替えで、対象客車はオリーブグリーン基調、薄い黄色の帯色、灰色の屋根という組み合わせに統一され、直通特快、特快、快速と普通列車の違いは帯の形で見分けるという。また、内装は基本的にすべて空調設備付きの硬座(硬いシートの座席)、硬臥(二等寝台)、軟臥(一等寝台)となる。(編集IM)
「人民網日本語版」2014年10月15日