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汎珠江デルタ地域協力発展フォーラム 都市化の発展などが焦点

人民網日本語版 2014年10月13日12:59

第10回汎珠江デルタ地域協力発展フォーラム・経済貿易商談会が12日に開幕した。汎珠江デルタ協力の関係各省区(大陸部の9省・自治区+2つの特別行政区)は広州で同日、50件の重点協力プロジェクトに調印し、総額は875億元(約1兆5千億円)に達した。各省区のトップは、同フォーラムで都市化、商業・貿易の発展などの話題をめぐり話し合いを深め、汎珠江デルタ協力の新たな1ページを開く。新華網が伝えた。

フォーラム開催前の9月末、各省区の関係者が香港に集まり、各都市が都市化発展のプロセスで直面するチャンスや試練について議論、汎珠江デルタ地域の共同発展をいかに推進するかについて検討した。同フォーラムで調印されるプロジェクトは計780件、総額は5493億元(約9兆6千億円)に達する見通しで、その内容は産業のアップグレード、工業投資、インフラ、パーク開発、商業・貿易物流など多分野にわたる。

汎珠江デルタ地域の協力とは、広東省、福建省、海南省、貴州省など大陸部の9省(自治区)および、香港・澳門(マカオ)の2つの特別行政区を含む南中国経済協力圏のことを指す。同協力は、地域経済一体化のすう勢に応じ、中国の東・中・西の経済交流と協力を強め、大陸部と香港・マカオの間でより密接な経済貿易関係を形成するための重要な場となる。

2004年の第1回フォーラムで「汎珠江デルタ地域協力枠組み協定」が調印されて以来10年間、各方面は協力メカニズム、インフラ建設、密接な経済・貿易・産業協力、統一的で開放された市場環境の構築、社会事業、エコ文明などの面で協力を推し進めてきた。

汎珠江デルタ地域協力の開始から10年、すでに珠江デルタを中心とする、地域を跨ぐ扇形の立体交通網が形成されたほか、地域間の産業が段階的に移転する新たな構造、対内協力と対外開放という新たなメカニズムが構築されるなど、多くの成果を生んでいる。

これまでの同フォーラムにおいて、各省区が調印したプロジェクト数は1万9千件、総額は3兆7千億元(約64兆6600億円)以上に達した。2013年、汎珠江デルタ地域のうち、大陸部の9省・自治区のGDPは18兆6千億元(約325兆円)に達した。これは2004年の4兆9千億元(約85兆6千億円)の3.8倍であり、全国の33%を占める。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年10月13日

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