深セン市で開かれた国際電気通信連合第609号決議第11回会議において、周波数の「互換性と共有」という共通理念に基づき、中国の北斗システムの周波数帯の使用が認められた。中国工業・情報化部(省)が同会議を主催し、中国衛星ナビゲーション・測位応用管理センターが開催を請け負った。中国、米国、ロシア、フランス、日本、インドなどの12カ国、国際電気通信連合(ITU)の60数人の代表者が出席した。人民日報が伝えた。
世界の衛星ナビゲーションの周波数帯が不足する状況下、中国やEUなどの積極的な働きかけにより、世界無線通信大会(WRC)は1164-1215MHzの周波数帯における無線航行衛星業務の追加を決定した。世界無線通信大会が可決した第609号決議は、同周波数帯における無線航行衛星の航空無線通信業務に対する保護の制限を規定し、衛星ナビゲーションシステム間の年間協議枠組みを構築した。
第609号決議に基づく会議は、各国の衛星ナビゲーションシステム、特に発展途上国のシステムが周波数帯を獲得し、合法的な地位を確保するための重要な場になっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年10月21日