第三の問題は、都市化だ。区域経済圏の建設、出稼ぎ労働者の都市流入・都市戸籍取得問題も、四中全会の注目点になると見られる。区域の均衡的発展、戸籍制度の撤廃、中小都市の発展加速、産業のモデル転換は、いずれも内生的成長を利用して、国家経済の持続可能な発展を確保する重要な構成要素であることを知る必要がある。
第四の問題は、科学技術、教育、医療の改革であり、産業配置改革もある。インフラ、特に高速鉄道の建設は、持続可能な発展を確保するうえで重要な部分となる。教育、医療の発展の重点は、地域格差の段階的解消にある。科学技術発展の重点は、管理水準の向上、管理体制・仕組みの改善、重要分野の重視、科学技術の発展と経済建設との関係および連動の重視にある。鉄道建設は投資額が大きく、長期的な経済効果があり、地域間の発展格差、都市・農村間の格差の解消に特にプラスだ。
第五の問題は、農地制度改革だ。この分野ではまだ多くの論争があるが、鍵となるのはいかにして新たな政策を策定し、土地の規模の経済的効果を十分に発揮するか、および専門化と生産的効果の蓄積という問題だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月22日