一番うれしい派遣先は「スイス」　中国に派遣されると高収入　英調査

英大手金融機関HSBCが英国のある調査機構に委託して実施した調査によると、企業の海外駐在員に最も人気のある派遣先は、上から順にスイス、シンガポール、中国大陸部だった。また、中国大陸部に派遣されている駐在員の收入が最高だった。

100の国や地域に派遣されている駐在員9300人を対象に実施された同調査の結果は22日に発表された。

調査報告によると、調査対象となった全ての国や地域のうち、中国大陸部に派遣された駐在員の収入が最高という結果になった。うち、23％の年收が30万ドル（約3210万円）を超えていた。アジア太平洋地域全体を見ると、その年収が25万ドル（約2680万円）以上となる可能性が欧洲の3倍だった。

一方、海外駐在員に最も人気の派遣先はスイスだった。その理由として、美しい風景や住みやすい気候が挙げられ、調査対象者の半数以上が、「スイスにいるほうが、自国にいるより仕事と生活のバランスを取りやすい」と答えた。

人気の派遣先第2位は、多元化された文化や豊富な食べ物、便利な金融サービスを誇るシンガポール。仕事のさらなるチャンスが眠る中国大陸部は3位だった。その他、ドイツやバーレーン、ニュージーランド、タイなども人気の派遣先だった。（編集KN）

「人民網日本語版」2014年10月23日