支持療法で免疫システムとウイルスを闘わせる
専門家は、エボラ出血熱に対する有効な治療法が確立されていないものの、支持療法が人体に備わる免疫システムがウイルスと闘うための時間を与え、患者の完治に重要な役割を担うのではないかと期待している。
米国で最新の隔離治療を誇るエモリー大学病院は既に西アフリカ・リベリアでエボラ出血熱に感染して帰国した医師ら3人を治療し、完治させた。感染症専門医で同病院の特別隔離棟の責任者、ブルース・リブナー医師は、「主な治療法は支持療法で、患者自身の免疫システムが作用するようにした。人体に備わる免疫システムがウイルスを抑制した。我々は患者の命をできるだけ伸ばし、人体がこの病気と闘えるようにした」と説明した。しかし、治療は試験的な段階で、同病院や同じくエボラ出血熱患者を治療し完治させたネブラスカ大学医療センターの医師は、いずれも「何が患者の回復に寄与したかどうか、現時点で判断することはできない」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月24日