「2014年新華―ダウ・ジョーンズ国際金融センター発展指数(IFCD)」が6日に発表され、今年の世界10大金融センターのランキングも同時に公開された。1−10位は、ニューヨーク、ロンドン、東京、シンガポール、香港と上海(同位)、パリ、フランクフルト、北京、シカゴの順。このうちシンガポール、上海、北京などのアジアの都市は順位を上げており、同指数が発表されてからの5年間で最高の成績を収めている。東洋と西洋の金融センターの数は、今年初めて五分五分となった。新華網が伝えた。
◆ニューヨークが5連覇
2010年に同指数が初めて発表されてから、ニューヨークは調査対象の45都市の中で総合1位の地位を占め続けている。2014年の金融センターの総合力を測る5つのサブ指数のうち、ニューヨークは「金融市場」、「産業サポート」、「サービス水準」で1位になった。ニューヨークはこの3つのサブ指数で4年連続で1位になっている。「国家環境」は2位、「成長発展」は4位で上位に食い込んだ。
◆東京がアジア一に
東京は2014年に再び香港を抜き、総合評価で世界3位となり、アジア一の金融センターになった。日本経済の持続的かつ緩やかな回復に伴い、東京は今年急速に発展した。東京はサブ指数「成長発展」で、上海に次ぐ2位になった。アジア太平洋をリードする金融センターである東京は、「サービス水準」、「国家環境」などで安定している。