中国国家海洋局が18日に取材した情報によると、中国第6次北極科学調査隊は、科学調査で二つの進展を実現した。同調査隊は、中国が独自の知的財産権を持つ曳航式アイスブイ、漂流ブイを設置し、今後の立体作業の重要な基礎を固めた。科技日報が伝えた。
現場でブイの設置作業を担当した李涛氏は、「このブイは、中国海洋大学極地海洋過程・世界海洋変化重点実験室が開発した、独自の知的財産権を持つ浅水ブイで、浮体、長さ150メートルのケーブル、CTD(水温塩分深度計)によって構成される。同海域の水深は約2000メートル。ブイは主に収縮と膨張により、定期的な浮上と潜水を実現し、流氷の底から水深約100メートルの水温塩分の変化を観測し、長時間の観測資料・データを獲得する。上層の海洋と流氷の相互作用を調べることで、北極海の流氷の変化を研究できる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月19日