中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は25日の定例記者会見で「中国側はフィリピン側が中国の南沙(英語名・スプラトリー)諸島海域で中国の漁船と漁師を不法に拿捕、逮捕したうえ、いわゆる『司法判決』を言い渡したことに断固として反対する。漁船と漁師を直ちに無条件で解放するようフィリピン側に要求する」と表明した。
――フィリピンの地方裁判所が「ウミガメの密漁」を理由に、中国人漁師9人に対して、1人につき10万ドル余りの罰金の支払いを命じる判決を言い渡したことについて、コメントは。
中国は南沙諸島及びその周辺海域に争う余地のない主権を有している。フィリピン側は中国の南沙諸島海域で中国の漁船と漁師を不法に拿捕、逮捕したうえ、いわゆる『司法判決』を言い渡し、中国の主権と管轄権を深刻に侵害した。中国側はこれに断固として反対し、漁船と漁師を直ちに無条件で解放するようフィリピン側に要求する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年11月26日