2015年の販売計画については、「成長率80%は無理でも少なくとも50%の成長は実現したい」とキチャート社長は自信をのぞかせる。インフィニティは年末までに全国80カ所の販売ネットワークを形成する予定で、今後2、3年は販売ネットワークの拡張が業務の重点となる。今後は、毎年30店舗の開店頻度を保っていく計画だ。
「インフィニティの発展方向ははっきりしている。我々の世界本部はすでに中国香港に移されている。ある意味では、インフィニティのグローバル化は中国での現地化を意味している。我々のすべての最も重要な資源は中国に集中している。国産2車種の発売は始まりにすぎない。今後さらに多くの現地化目標を実現するつもりだ」とキチャート社長は語る。
北京には今年末、インフィニティの世界デザインセンターが正式に開業する。インフィニティの米国・日本・英国に次ぐ4カ所目の世界デザインセンターとなる。キチャート社長によると、4つのデザインセンターは、世界デザインディレクターを務めるアルフォンソ・アルバイサが責任者となる。北京のデザインセンターも今後はすべての車種のデザインに最初から参加することになる。次世代「QX50」のデザインも例外ではない。
「デザインは自動車開発の重要な一面だ。インフィニティは中国でも整った研究開発力を持つこととなる。実際には、我々のこれまでの2国産車種も一部のデザインは中国市場向けに調整されている。現地化開発にインフィニティはこれからも力を入れていく」とキチャート社長は語った。(編集MA)
「人民網日本語版」2014年12月1日