双方の委員は3日、来年さらには中長期の中日関係について議論を行った。来年は世界反ファシズム戦争勝利70周年、中国抗日戦争勝利70周年であり、日本にとっては戦後70周年であり、指導者が演説を行うことになる。日本側委員は両国民間の感情の悪化に遺憾の意を表明したうえで、その改善を望み、青少年を中心とする人的交流を強化すること、両国のメディアが煽動的報道ではなく、より客観的、全面的な報道を行うことを希望すると述べた。双方の委員は胸襟を開いた議論を通じて共通認識を形成し、懸案を「檻の中に閉じこめ」、「パンドラの箱」を開かないようにすることができる。会合は4日、記者会見を開いて議論の成果を発表、後に政府に報告を提出すると見られる。
共同通信社は3日、中国はすでに日本と各レベルで交流を再開していると報道。NHKは、新中日友好21世紀委員会開幕の前日、両国外務省がメコン川流域5カ国を支援するための参事官級協議を3年ぶりに開いたことを伝え、首脳会談後、日中間の対話が活発化し始めているとした。劉氏は「中日は歴史の十字路に立っており、試練にもチャンスにも直面している」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年12月4日