甲南大学経済学部の森剛志准教授の研究によると、「真の富裕層」は贅沢な生活に興味を持っておらず、富豪の妻もブランド物を買いあさるようなことはしない。むしろ、収入が富裕層に近づいている「疑似富裕層」のほうが、富をひけらかすことが多いという。中国新聞網が台湾・中広新聞網の報道を引用して伝えた。
森準教授が高額納税者の妻100人を対象に実施したアンケート調査の結果、「真の富裕層」は、他人の妬みや社会からの批判を回避するため、目立たない生活をしていることが分かった。彼らは投資で資産を拡大することには興味があるが、普段の生活は倹約的で、ブランド物を買いあさったりはしない。ただし、子女の教育には金を惜しまない。
調査の結果、高額納税者の妻と一般女性の最大の違いは学歴だった。富豪の妻はその父親を含め、教育水準がいずれも同時期の女性を大きく上回っていた。
森準教授は結論の中で、「真のお金持ちにとっては経済感覚のない女性は愛人でいいわけで、本妻にはなれない」、「本当のお金持ちの妻になりたければ、お化粧するより知性を磨け」と指摘している。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年12月3日