外国メーカーは中国での研究開発、ブランド構築、生産の現地化に力を入れている。シュコダの関係者は、「当社は4台のうち1台を中国で販売している。より多くの中国人デザイナーを招聘する必要がある」と語った。
すでに販売が大幅に減少している中国ブランドにとって、これはより熾烈な競争を意味する。1−11月の販売ランキングの上位10社はすべて外国ブランドで、10位以内のSUVのうち中国ブランドは1車種のみだった。
専門家は、「競争で劣勢に立たされている中国ブランドは技術開発に取り組み、製品の品質を高めなければならない。またブランドイメージの形成に力を注ぎ、社会の中国ブランドに対する偏見を変えなければならない。これが各社の当面の急務となる」と分析した。
中国ブランドの品質は、国際機関に承認されつつある。調査会社のJDパワーが発表した新車品質調査を見ると、中国ブランドと外国ブランドの差は過去最小となっただけでなく、中国ブランド6社は主流ブランドの平均的な品質を上回った。中国ブランドは4年内に、品質面で外国ブランドに追い付くと予想されている。
董氏は、「中国ブランドは路地の奥深くに隠れていてはならない。一部の中国ブランドの宣伝費は外国ブランドの10分の1のみで、宣伝不足により社会各界の中国ブランドに対する理解が不足している。企業、政府、業界組織、メディアは中国ブランドの宣伝を行い、中国ブランドを購入・使用する雰囲気を醸成するべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月15日