2014年12月14日、第47回衆院選が行われ、自民、公明の与党が3分の2を上回る326議席を獲得した。この選挙結果は中国でも注目を集めたが、中国ネットユーザーがさらに注目したのは中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で紹介されたテレビ東京の選挙特番の当確者紹介だった。紹介ではさまざまな「どうでもいい」情報が付加されている。
たとえば、元法務大臣の森英介氏は「年に1、2回はギックリ腰」、元厚労副大臣の土屋品子氏は「副大臣就任時の写真撮影で肩を脱臼し病院へ」、井上貴博氏は「最近身長が1センチ伸びた」、平将明氏は「ガンダムに精通 “平将門”は無効票です」、元金融担当大臣の伊藤達也氏は「妻はピザ店を経営 落選中は養われていた」、牧島かれん氏は「自らイノシシを解体 “罠猟”の免許を持つ」などというものだ。また、黄川田仁志氏の「黄色いモノを収集」という紹介は、中国語で「黄色」が成人向け作品を指すことからも大きな注目を集めた。
これをあるネットユーザーが中国語に翻訳して中国版ツイッターで紹介すると、多数のコメントが寄せられた。
「笑いすぎた」
「日本人って面白いな」
「(政治家に)親しみを感じるね」
「お笑い芸人の選挙か?」
「テレビ東京に履歴書送った。今のところ世界で最も価値観が合う会社だ」
「黄色いものを集めるってどういうこと?誰か説明してくれ」
「身長伸びたって(笑)議員の発育って遅いんだな」
「『妻に養われてた』って人は、大臣を奥さんに任せた方がいいんじゃない?」
「これはいい!みんな血の通った人間って感じがする」
「日本国民は『政治家も普通の人なんだな』と思うだろう。国民と政治家の心の距離を縮めるいい試みだ」
レコードチャイナ 2014年12月16日