中国科学技術大学の陳仙輝教授の研究チームは、2013年度国家自然科学一等賞を受賞したのに続き、このたび新たな鉄系超伝導体「OHFeSe」を発見、同分野の研究における重大な進展を実現した。その超伝導転移温度は40K(マイナス233.15度)以上に達し、高温超伝導のメカニズムの研究に新たな材料が提供された。新華社が伝えた。
超伝導は20世紀の最も偉大なる科学的発見の一つだ。これはある材料の温度が一定の臨界温度まで低下、もしくは超伝導転移温度以下に低下した場合、電気抵抗が突如消失する現象のことを指し、この特性を持つ材料が超伝導体と呼ばれる。超伝導材料は近年、情報通信、生物医学、航空・宇宙事業などでの普及が進んでいる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月18日