アジアの流通大手・イオンは19日、湖北省武漢市に大型ショッピングモール「永旺夢楽城(イオンモール)武漢金銀潭」を開業した。イオンが中国内陸部にショッピングモールを開設するのはこれが初めて。売り場面積は約7万4千平方メートルで、同社のモールとしては中国大陸部で最大規模となる。イオンは2016年までに、武漢で大型ショッピングセンターを計5カ所開設する計画で、すでに2カ所が着工、残る2カ所は建設地の選定段階にある。長江日報が伝えた。
永旺夢楽城(湖北)商業管理有限公司の五十川清成董事総経理(取締役社長)は、「イオンモール武漢金銀潭はコミュニティ密着型で、ファミリー層をターゲットとしている。武漢に近頃オープンした敷地面積が広く、ハイレベルな商品を扱っているショッピングセンターと異なり、武漢金銀潭はリーズナブルな価格と信頼できる商品を売りとする」と語った。
イオンはこれまで主に、北京・天津、山東、江蘇、広東、香港の5地域で中国事業を展開してきた。イオングループの2014年―2016年の対中投資額は1千億円を上回り、2016年までに内陸部で15カ所のショッピングセンターを開設する計画という。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年12月23日