アンゴラ警察当局に19日、選別なしに逮捕された中国人300人余りは、現地中国大使館の申し入れを受けて、21日までに大部分が釈放された。現在もなお30人余りが合法的証明書を提示できないことを理由に勾留されている。現地中国大使館は、勾留されている中国人の今後の事を適切に処理して、十分な人道的扱いを確保するようアンゴラ側に要求した。新華網が伝えた。
アンゴラ警察当局は19日、不法移民と不法労働者の取締りを理由に首都ルアンダで合同行動を実施。移民警察、治安警察、交通警察がその他の法執行当局とともに外国人多数を逮捕した。ポルトガルやコンゴ民主共和国の国民のほか、現地で働き、商売を営む中国人300人余りも逮捕された。
中国の李翀・臨時代理大使はアンゴラ警察当局が選別なしに中国人を逮捕したことについて、アンゴラ外務省、内政省、ルアンダ州警察総局に申し入れを行った。大使館領事部幹部は19日、外国人を勾留している警察の司令部へ行き、選別作業を監督し、有効で合法的な証明書を提示できた中国人の即時釈放を確保した。
アンゴラ中国総商会もアンゴラ警察当局が取締りの過程で中国人を乱暴かつ選別なしに逮捕したことについて、アンゴラ側に申し入れを行った。商会の趙紅兵事務局長は「アンゴラにおける圧倒的多数の中国人の商売、労働は合法的であり、アンゴラの戦後復興に貢献してきた。アンゴラ警察当局が丁寧に法を執行することを希望する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年12月22日