国家統計局は19日、第3回全国経済センサスの結果に基づいて、2013年の国内総生産(GDP)の修正データを発表した。それによると、同年のGDPは58兆8019億元(1元は約19.2円)に上り、速報値データより1兆9174億元(約38兆円)増加し、増加幅は3.4%になった。増加幅は08年の第2回センサス時の4.4%を下回り、04年の第1回センサス時の16.8%も大幅に下回った。
同局国民経済核算司の責任者は、「第3回全国経済センサスでは2013年に第2次産業と第3次産業に従事したすべての法人機関、産業活動機関、個人経営企業に対して全面的なセンサスを行い、GDPの計算に新たな資料ソースと根拠を提供した。世界の慣例とこれまでに2回行われた同センサスのやり方を踏まえて、第3回センサスのデータを利用して13年のGDP速報値を修正する必要があった。13年のGDPデータを修正すると、総量が増加しただけでなく、第3次産業の構造も最適化された。修正後の第1次産業の生産額は5兆5322億元で全体に占める割合は9.4%となり、第2次産業は25兆6810億元で43.7%、第3次産業は27兆5887億元で46.9%だった」と述べた。
同責任者はGDPの過去のデータ修正について、「世界の慣例を踏まえ、基礎的資料と計算方法に大きな変化があった場合は、過去のデータを修正する必要が生じてくる。そこで13年のGDPデータ修正後、さらに13年以前のGDPデータを修正する必要が出てきた」と話す。また同責任者は13年のGDPデータ修正が14年のGDP成長率に与える影響について、「13年のGDPデータを修正すると、14年のGDP総量に影響を与えるが、14年のGDP成長率には基本的に影響がない。14年のGDP成長率を計算する時には、経済センサス後の増加した生産額の成長ペースについて、業界で統一された比較可能な成長ペースに基づいて計算するからだ。これまで2回行われたセンサスの時を振り返ると、2004年と2008年のセンサス後、GDP総量は当年の速報値データより04年は16.8%、08年は4.4%増加したものの、05年と09年のGDP成長率は基本的に影響を受けなかった」と説明する。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年12月21日