19日午後1時半、2011年に華中師範大学(湖北省)の性科学学科修士課程を修了した彭露露さんが四川省カンゼ・チベット族自治州のある仏教大学院で出家。彭さんの元担任教師である、同校の彭暁輝・性科学教授(57)が22日、出張先の安寧省合肥市で取材に答え、彭さんに対する理解と支持を表明、3000字以上書かれた手紙を用意した。北京晨報が報じた。
11年3月、北京晨報が「同大学の性科学学科の卒業生が就職難に遭遇している」と複数回に渡り報道し、彭さんは一躍有名人になった。最終的に、彭さんは北京師範大学珠海分校に就職し、「教師になる」という夢をかなえた。しかし、澳門(マカオ)大学でさらに心理学を学ぼうと準備を進めていた彭さんは最近、性科学教育の夢をかなえようとしていたにもかかわらず、全てを捨てて出家した。
19日早朝、彭さんが出家する決意を彭教授に伝えた時、彭教授は一瞬戸惑ったという。しかし、すぐに応援することにしたといい、「彼女にも自分の考えと夢がある。彼女は究極の学問『真理』を追究したいと言っていた」という。しかし、「教え子の選択」に言及すると、彭教授は声を詰まらせ「『哲学とは各学科を統率しているもので、仏学は哲学中の哲学』と言っていた」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月24日