中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は23日の定例記者会見で「中国はあらゆる形のサイバー攻撃とサイバーテロ行為に反対する。メディアがサイバーセキュリティー分野における国際社会の建設的協力を促す助けとなる言動を多くするよう希望する」と表明した。
――朝鮮のインターネットの主要プロバイダーは中国聯通との報道があるが、朝鮮のインターネットがダウンした件について、中国側は詳細な情報を提供できるか。米側は米国に対するサイバー攻撃は受け入れられないとのメッセージを朝鮮側に伝えるよう中国側に求めたが、中国側からはまだ直接の返答がない。米側は朝鮮のハッカーが中国国内で活動しているかどうかを確認し、発見した場合は朝鮮に送還することも求めたが、これも中国側からはまだ直接の返答がない。その理由は何か。また、朝鮮側はこのほど米側と共同調査を行いたい考えを表明したが、米側から反応がないことについてコメントは。
サイバーセキュリティー分野における中国側の立場は明確で一貫したものだ。中国はあらゆる形のサイバー攻撃とサイバーテロ行為に反対し、いかなる国または個人が他国内の施設を利用して第三国にサイバー攻撃を発動することにも反対する。中国側のこの立場ははっきりしたものだ。
中国は朝鮮側の姿勢表明に留意しており、米朝双方がこれについて意思疎通を行うことを希望する。
――今回朝鮮でインターネットがダウンしたのは中国が参加した行動である可能性があると報じたメディアがあるが、コメントは。
私はメディアが「可能性がある」など推測的表現を用いたとあなたが言及したことに注意を払っている。事実の根拠なき憶測報道は無責任であり、プロフェッショナルではない。メディアが各方面の相互信頼強化の助けとなり、サイバーセキュリティー分野における国際社会の建設的協力を促す助けとなる言動を多くするよう希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年12月24日