北京時間の12月31日23時35分、上海市黄浦区外灘(バンド)で、新年を祝うために集まっていた群衆が将棋倒しとなり、1月1日5時の時点で35人が死亡、43人が負傷した。新華網が伝えた。
党中央と国務院はこの事故を重視し、習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は事故直後、上海市政府は救援に全力を挙げ、善後策を講じ、事故の原因を究明し、しっかりと教訓を汲み取るよう指示を出した。また、春節、元宵節を目前に控え、各地域で祝賀活動が行われるため、各地方政府は人民の生命、財産の安全を第一に置き、念入りに人員を配備し、安全確保のための措置を講じ、同様の事故の再発を断固として防がなければならないと指示した。
李克強国務院総理(中共中央政治局常務委員)もまた、負傷者の救援と安全管理の強化について指示を出し、あらゆる手を尽くして負傷による死亡者を減らし、死傷者の家族を落ち着かせ、各関連部門は正月期間中の人が多く集まる場所の安全管理に努め、セキュリティー措置を確実に実行し、重大事故の発生を未然に防ぎ、人民の安全と社会の安定を確保しなければならないと述べた。
事故発生後、上海市共産党委員会と市政府の主な責任者も即時現場へ向かい救援指示を出し、病院で負傷者を見舞うとともに、緊急会議を開いて事故対策を検討した。現在、事故の原因究明と医療救援活動が順次進められている。(編集IM)
「人民網日本語版」2015年1月1日