テンセントは中国・上海市で起きた将棋倒し事故に関して、「将棋倒しの悲劇、日本はどう防いでいるのか?」と題した記事を掲載した。
2014年12月31日午後23時35分(日本時間1月1日午前0時35分)ごろ、上海市随一の観光エリアである外灘の広場で、新年を祝おうと殺到した市民らが将棋倒しとなる事故が起き、35人が死亡、42人が負傷した。
日本で過去に起きた同様の事例から、日本がどのように対処したのかをみてみよう。
2001年7月、兵庫県明石市の朝霧前歩道橋に花火大会の観覧客が殺到し、将棋倒し事故が発生。これにより11人が死亡した。同事故後、日本では関連法が見直され、将棋倒し防止のために警備人員が導入された。代表的なのが「DJポリス」だ。サッカーなど大きなイベントの際に渋谷には大勢の人が集まりやすく、数万人集まることも珍しくない。そんな中、「DJポリス」の活躍は大きな話題となった。
日本の「DJポリス」は車両に乗り、高い位置から指示している。このほか、日本の警察は人が密集するイベントの際には、救急車などの緊急車両専用の通路を確保し、万が一の事態に備えている。中国の警察にとって日本の対応は参考になるかもしれない。
レコードチャイナ 2015年1月4日