広西壮(チワン)族自治区柳州市では3日、1985年以降生まれの若者、丁一舟さんが病気のガールフレンドの願いをかなえるため、自転車と介助犬を伴い、ガールフレンドの乗った車椅子を引いて同日、柳州から全国を巡る旅に出発した。彼らは全国を巡り、地図の上にハート型のルートを描く予定だ。
丁一舟さんの恋人は遺伝性の小脳性運動失調症で、現在は足から感覚が失われて歩くことができなくなっている。話すことや食事を飲み込むことも難しくなりつつあり、徐々に全身が麻痺していくことになる。全国を巡る旅は苦労が多いが、若い2人は「成功するかどうかは重要ではない。大切なのは夢を追うプロセスだ」と語る。今回の長期旅行のために2人は数日、柳州市近くでキャンプをして「ウォーミングアップ」した。
病気の恋人の「全国を旅したい」という夢をかなえるため、彼女がまだ人生を感じることができるうちに悔いを残さないようにと、丁一舟さんは犬をつれて自転車で車椅子の彼女を引いて、全国を巡る旅へと出発した。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月5日