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中国、ジャガイモの主要食糧化に向けた戦略を始動へ

人民網日本語版 2015年01月08日08:03

農業部(省)が明らかにしたところによると、中国はまもなく、ジャガイモの主要食糧化戦略を始動する。ジャガイモをマントウ(中国式蒸しパン)や麺類、ビーフン(米粉)などの主食に加工し、米、小麦、トウモロコシに続く新たな主要食糧にする計画だ。2020年には50%以上のジャガイモが主要食糧として消費されることになる。

ジャガイモの微粉末であるポテトグラニュールは、小麦やトウモロコシ、米よりも貯蔵期間が長く、常温下で15年以上保存できる。ポテトグラニュールを戦略的備蓄食糧に組み込んでいる国もある。専門家は、「世界人口の急激な増加に伴い、将来世界的な食糧危機が起きた場合、人類を救うことができるのはジャガイモだけ」との見方を示している。

様々なジャガイモ料理

ジャガイモは「パーフェクト」な栄養食品としても知られ、豊富な食物繊維を含み、脂肪分が少ないため、体重増加の抑制、高血圧・高コレステロール・糖尿病の予防にも良いとされる。欧州では、1人当たりのジャガイモ消費量は年間50-60キロにのぼり、ロシア人に至っては170キロ以上に達する。

現在、世界でジャガイモを栽培している国は148カ国、栽培面積は1838万ヘクタール、生産量は3億トンに上る。2012年の時点で、中国のジャガイモ栽培面積は8000万ムー前後、生産量は8000万トン以上にのぼり、世界全体の約26%を占める。しかし、中国ではジャガイモは主に野菜として扱われ、ジャガイモを主食として食べる一部の地域を除くと、90%以上は調理して副食に利用されている。(編集SN)

「人民網日本語版2015年1月8日


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