「虎とハエを叩く」「『釘を打つ』精神を発揚する」「鉄を打つには自分自身が強くなければならない」――。昨年11月に上海交通大学出版社から出版された書籍「平易近人——習近平的語言力量」には、2012年11月の十八大(中国共産党第18回全国代表大会)から2014年5月までの間に、習近平総書記がさまざまな公の場で発表した重要講話で登場した、特色豊かな70の言葉が、簡単で分かりやすい解説付きで収録されている。新京報が伝えた。
北京で7日に開かれた同書の出版シンポジウムにおいて、同書が初版から2カ月も経たないうちに4回再版され、累計で20万冊近く売れたことが明らかになった。
同書には、2012年に開催された十八大直後に習近平総書記が「復興の道」の展示を見学した際に発言した「中国の夢」に始まり、さまざまな公的な場所で発表した70の言葉が収録されている。編集主幹を務めた陳錫喜氏は、「同書は、『比喩編』『俗語編』『詩文引用編』で構成されており、習総書記の発言に現れたさまざまな風格を、ほぼすべて網羅している」と紹介した。
同書は「出版説明」の中で、以下のように解説している。
習総書記は常々、例えや物語を取り上げることで、奥深い道理を分かりやすく説明するという方法を取っている。平易な表現で疑問を解消し、中国の優れた伝統文化のエッセンスを取り入れて問題の核心を把握する。習総書記の発言は、素朴な中に深い知恵が含まれており、それらの意味は明確に表現されており、ダイレクトに人の心を打つ力を備えている。