「会社が社員全員に万歩計を配った。毎日1万歩歩かないと罰金だ。最近PM2.5がひどく、残業も茶飯事。誰が歩きたいの?」。陝西省西安市雁塔区のある国有企業に勤務する葉倩怡さんはここ数日、やるせない様子だ。電子万歩計を会社から与えられたばかりで、毎週結果を報告しなければならない。1日1万歩未満は罰金という。
葉さんはため息交じりだ。「不健康な生活は誰も望んでいない。でも会社は残業ばかり。ウォーキングは余計な負担。社内でのろのろはダメ。こんなに寒いのに、徒歩通勤は非現実的。困ります」
専門家によると、現代人は一般的に未病状態にあり、適切な運動量以外に、精神面での調和、すなわち積極的で楽観的な気持ちを保つことの必要性を呼び掛けている。会社が社員に万歩計を配るのはプラスであることに間違いないが、各々の心身の状態はさまざまなため、強制する必要はない。(編集HT)
「人民網日本語版」2015年1月15日