NHKが制作したドラマ「大仏開眼」
▽時代考証が徐々に確立
日本の作品には時に、唐代の歴史に対する理解不足が招いた「ミス」が見られることもある。しかし、過去と比べると最近は日本の作品に登場する唐代の様子も事実に近いものになってきた。溝口健二の「楊貴妃」では、衣装は漢服が多かったが、日本のNHKが制作した大河ドラマなどで唐代の文化が登場したときは、脚本から衣装、小道具に至るまで時代考証がしっかりとなされていた。
日本の有名なシリーズ ・ドキュメンタリー「シルクロード」の中で、唐代の歴史を紹介するシーンには、有名な役者が多数出演し、常盤貴子が楊貴妃を演じた。2010年にNHKが制作したドラマ「大仏開眼」では、唐から帰国した主人公・吉備真備が「唐のような国」を目指し国づくりを始める。同作でも小道具や建築物、服装に至るまで、唐の美学が全面的に映し出され、業界内でも好評を博した。監督は中国ドラマ「唐明皇」などを参考にしたという。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年1月23日