「Apple Watch」が2014年9月に発表されて、すでに4カ月以上になる。北京時間1月28日未明、アップルのティム・クックCEOは、Apple Watchを今年4月に発売することを発表した。人民網が伝えた。
Apple WatchはiPhoneとセットになるデバイスだ。アップルによると、Apple Watchは今後の発展計画において、スマートフォンから切り離された、単独で使用可能なデバイスになる。多くのアナリストとメディアは、Apple Watchは機能が複雑で、配列が乱れており、シンプルな機能を実現しておらず、成功する可能性は低いと予想している。米国の有名な投資サイト「MotleyFool」のLeo Sun氏も、Apple Watchがグーグル・グラスのように失敗に終わると予想した。
消費者の購買意欲も冷え込んでいる。市場調査会社「Piper Jaffray」が発表したデータによると、2014年12月にApple Watchの購入を希望するとした回答者の比率は、2013年12月の10%から7%に低下した。UBSグループが実施した調査では、Apple Watchを買う可能性が高いと回答した人はわずか10%だった。
しかし証券情報会社「Global Equities Research」のアナリスト、Trip Chowdhry氏は、iPhoneユーザーのほぼ全員がApple Watchを購入すると予想し、「一般的にユーザーはiPhoneをポケットから取り出し、アプリを使用してからポケットに戻す。iPhoneユーザーはこれを1日平均110回も繰り返している。ユーザーに、常にディスプレイを見る習慣があるならば、便利なApple Watchがその代わりの役割を果たすことができる」と分析した。
Apple Watchはティム・クック氏がCEOに就任してから初めて発売される新商品だ。アップルは強いブランド力、多くのiPhoneユーザーを持つ。アップルが、スマートウォッチ市場の再定義を行う可能性は残されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月28日