卒論を書く、就活にいそしむ、卒業の手続を行う--。卒業間近の大学生は、自身の青春卒業の記念として、どんな計画を立てているのだろうか?中国青年報社会調査センターはこのほど、民意中国網と問巻網を通じ、1820人を対象としたアンケート調査を実施した。これによると、卒業記念に「卒業旅行」を計画している若者は、全体の66.6%に達した。中国青年報が報じた。
「旅行に行く」と、口では簡単に言えるが、「どこへ行くのか」「誰と行くのか」「予算はどれくらいか」などなど、念入りな計画が必要だ。
「卒業旅行で行きたいところは?」という質問に対して、最も多かったのは「華東地域(30.5%)」で、以下「西南(24.4%)」、「華南(19.0%)」「華北(14.0%)」「香港・マカオ・台湾(13.0%)」「華中(11.7%)」「西北(11.3%)」「東北(7.0%)」の各地域がこれに続き、「海外」は4.2%だった。
「卒業旅行に誰と行くか」との質問に、若者の第一選択肢は「クラスメート(57.8%)」だった。以下「気ままなひとり旅(13.7%)」「両親・家族(11.5%)」「恋人(9.3%)」「ツアーに参加する(5.2%)」が続いた。
「理想の旅行期間は?」との問いに対しては、最も多かった回答は「3日から6日(47.5%)」で、その次が「7日から14日(38.5%)」だった。
旅行期間が長くなるほど、費用もかさむ。卒業旅行の予算について尋ねたところ、「3001元から5千元(約5万7千円から9万4千円)」が最も多く39.0%、「1001元から3千元(約1万9千円から5万7千円))」が35.2%、「5千元(約9万4千円)以上」が16.1%、「1千元(約1万9千円)以下」はわずか9.8%だった。
卒業旅行に出る目的について尋ねたところ、「旅行の経験から成長したい」が47.7%でトップ、「気持ちを解放して落ち着きを取戻し、次なる人生のステップにおける幸先良いスタートを切りたい(44.0%)」「青春時代に別れを告げる良い想い出が欲しい(41.3%)」「クラスメートと楽しい体験をシェアしたい(37.5%)」「旅行先の美しい風景、風土、人情を味わいたい(34.7%)」が続いた。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月29日