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海外医療ツーリズムがブームの気配  日本が1番人気に (2)

人民網日本語版 2015年02月04日14:34

また、医療法人聖授会の健診システムを例にあげると、医師が問診する内容は、受診者の家族史、過去の病歴、個人の生活習慣などの問題に及び、多元的できめ細やかな一連の検査が2日間にわたって行われる。機器を使った全身検査、生化学検査、腫瘍マーカー検査、医療設備による検査、全身CTスキャン、免疫血清検査など、医師団は総合的に診断を行うと同時に、ガン予防についての講座を行う。

今年48歳の柳菲さんは日本へのメディカル・ツーリズムに参加して、戻ってきたばかりだ。柳さんは東京で胃カメラ検診と血液クレンジングを受けた。「5日間の日程のうち、1日を病院での検診に使い、残りの時間は、旧跡を見たり、温泉に入ったりと、観光や買い物もできてすごくリラックスできた」。

柳さんは中国でも胃カメラ検診を受けたことがあるが、あまりいい印象を受けなかったという。一方、日本での検診については、「非常に良かった。検診を受ける環境がまるでホテルのように清潔で、どのサービスも個人のニーズに合わせたものだった」と語る。最も深く印象に残ったのは、サービスだという。日本で胃カメラ検診を受ける際、受診者はモニターで胃カメラがどこまで行っているかを見ることができ、医師もモニターに映っている体の部位の状況について、詳しく解説してくれる。

■日本の血液クレンジングが中国人女性観光客に人気

血液クレンジングは検診者の血液を100cc抽出し、それにオゾンガスを溶解させて血液を活性化させ、さらに体内に戻して、血液すべてを活性化させるもので、主にアンチエイジングに効果があるとされる。

柳さんが参加したメディカル・ツーリズムを実施している某グループ企業によると、血液クレンジングは、日本で流行してかなり経っており、現在は特に中国人女性観光客に人気だという。メディカル・ツーリズムと通常の観光ツアーと比較すると、費用はやはり若干高めだ。受ける検診によっても異なるが、3~5日間の日程で、価格は約1万元(約18万8000円)から6万元(約113万)の間となる。1カ月前までの予約が必要で、病院の調査表を記入しなければならない。病院では、医療の知識を持つ通訳が用意されており、観光の際だけ別の通訳に代わる。 (編集MZ)

「人民網日本語版」2015年2月4日 


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