中国インターネット情報センターがこのほど北京で発表した第35回「中国インターネット発展状況統計報告」によると、2014年12月末現在、中国のネット利用者は6億4900万人に達し、ネット普及率は47.9%となった。ネット利用の主力はモバイル端末のアプリケーションだ。「京華時報」が2日に伝えた。
14年末の携帯電話によるネット利用者は5億5700万人で、13年末日5672万人増加した。ネット利用者の中で携帯電話を使ってネットにアクセスする人の割合は、13年の81.0%から14年は85.8%に増加。携帯電話端末のリアルタイム通信の利用が安定的な増加傾向を維持し、利用率は91.2%に達した。モバイルネットワークゲームはこれまでの爆発的な増加の勢いが安定的な増加へと変わっており、15年には市場シェアが一層拡大する見込みだ
モバイル端末で旅行の予約をする利用者の伸びが194.6%に達し、この分野はモバイルビジネス関連アプリケーションで最も急速な伸びを示した。モバイル端末によるネットショッピング、モバイル決済、モバイルバンキングなどのモバイルビジネス関連アプリの伸びが他のモバイルアプリの伸びを上回り、ネットショッピングは63.5%、決済は73.2%、バンキングは69.2%、それぞれ増加した。
モバイルネットワークに後押しされて、個人向けネットアプリが上昇傾向にある。リアルタイム通信が最もよく利用されるアプリで、利用率は90.6%に達した。タブレットコンピューターは娯楽性と利便性の高さから、ネット利用者の重要な娯楽端末となっており、14年末には利用率が34.8%に達した。
統計によると、中国のネット利用者の60.0%が、インターネットでの共有行為に積極的な態度をみせており、高い意欲をみせる人が13.0%、ほどほどの意欲をみせる人が47.0%に上った。10~19才の利用者では、ネット上での共有行為にほどほどの意欲を見せる人と高い意欲をみせる人が合わせて65.9%に上った。ネット利用者は情報や資源を共有し合うことで、コミュニケーションのコストを引き下げるだけでなく、そこから文化的な価値を生み出していくとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年2月4日
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