「24時間ずっとネットに繋がっている」「食事前には必ず料理の写真を撮る」「どこに出かけてもWi-Fiスポットを探す」-誰もがモバイルデバイスの利便性を享受している今の時代、その恩恵を受けている我々は、知らず知らずのうちに、モバイル時代特有の「六大疾病」に患っている可能性がある。次の6つの症状のうち、読者はいくつ当てはまるだろうか?西安日報が伝えた。
【スマホ分離不安障害】
臨床所見:スマホなどのモバイルデバイスから片時たりとも離れられない。
いつ何時も、モバイルデバイスを身に着けていなければ安心できない。少しでも離れると不安に襲われる。友達からかかってくる電話やショートメッセージを逃すことを常に恐れている。スマホがないと、何をして時間をつぶせば良いのか途方に暮れる。
発病の徴候:「私のスマホはどこ?」
専門家の診断:これは、「病気」というより、現代人が意識面で進化するプロセスで避けては通れない必然的現象といえる。一人の人間が「自己」を確立し、拡大していく課程を振り返ると、我々は乳幼児の頃、興味津々に自分の手指をもてあそんだ。その時、「自己」という概念の中に、自分の手はまだ入っていなかった。その後成長するに伴い、「自己」の範囲は拡大し続け、「私の両親」「私の伴侶」「私の仕事」「私の家庭」などが明確に意識されるようになった。具体的な個別事例から抽象的な概念まで、物質的なものから精神的なものまで、「自己」という枠組みに入る事象は増加の一途をたどった。そして今、モバイルデバイスは、個人と現代社会の重要な接点のひとつとなった。何であろうと、その一部が失われると、我々はとてつもない焦りと恐怖を感じてしまう。