2014年に中国共産党の腐敗対策行動はその規模、踏み込み度、密度、および制度的探求のいずれにおいても、かつてない強力な態勢を見せた。2013年が力強い腐敗対策の始まった年だとするなら、2014年は成果を拡大し、法にのっとった腐敗対策、制度面の腐敗対策へと足を踏み入れるために強固な土台を築く肝要な年だった。>>>詳細へ
【中国腐敗撲滅、「個々の症状に対応」から「抜本的な対策」へ】
中国共産党第18期中央紀律検査委員会第4回全体会議が25日、北京で行われた。中央紀律検査委員会の王岐山書記は会議において、「腐敗撲滅に高圧的な姿勢で取り組む中、依然として汚職を止めない党員がおり、さらには腐敗が悪化しているケースもある。清廉な政治を行う党風の樹立と腐敗撲滅運動は永遠に終わらない」と指摘した。
制度による腐敗撲滅の専門家である李永忠氏は、「これまでは『治標(表面的な個々の症状に対応する)を中心とし、治本に向けて時間を稼ぐ』という表現がなされていたが、今回の会議では『治本を強化する』という、根本的に異なる表現が使われた。...>>>詳細へ
■ 北京腐敗対策宣言
2014年11月のアジア太平洋経済協力(APEC)閣僚級会議では中国主導の「北京腐敗対策宣言」が締結され、腐敗対策・法執行協力ネットワークが形成され、アジア太平洋各エコノミー間は逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収協力を加速し、国境を跨ぐ腐敗行為の取締りで連携することとなった。>>>詳細へ
これは法の網は悪事を働いたものを逃さないということをはっきりと示し、潜在的な腐敗への抑止効果にもなる。北京腐敗対策宣言後には具体的行動が打ち出される。...>>>詳細へ