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生還した客室乗務員 「死ぬかと思った」台湾機事故

人民網日本語版 2015年02月05日14:13

台湾トランスアジア航空の旅客機ATR72便が墜落し、多数の死傷者が出た。台北医学大学付属病院に搬送され、幸いにも九死に一生を得た客室乗務員の黄敬雅さんは、今回の事故で、肋骨骨折、肺挫傷、腎臓挫傷・出血などの大怪我を負ったが、一報を受けた家族がすぐさま病院に駆けつけ、本人と面会できた。黄敬雅さんは家族の顔を見るなり、感情を抑えきれず、「本当に死ぬかと思った」と泣き崩れた。台湾中時電子報の報道を引用して中国台湾網が伝えた。

対応に当たった病院の資料によると、同院には乗客乗員3人が搬送された。うち連行知さん(81)は病院に到着する前に亡くなった。劉兆輝さん(71)は、骨盤腔骨折、大動脈破裂、内出血を起こしていたが、救命処置の後、ICUで経過観察中。客室乗務員の黄敬雅さんは、肋骨骨折、肺挫傷、腎臓挫傷・出血と診断された。

黄さんは重傷を負ったが、負傷の状況は安定しているという。黄さんのおばが本人から聞いたところでは、事故当時、黄さんは機体の最後尾非常口にある乗務員用座席に座っていたが、破壊された機体から這うようにして脱出した。その時の様子を話しているうちに、感情が高ぶって抑えきれなくなった黄さんを、家族は慌てて、「命が助かって本当に良かった」と慰めた。

昨年、澎湖で起きた飛行機事故の際、黄さんはもともと事故機に乗務する予定だったが、同僚とシフトを交代して運よく難を逃れたという経緯がある。今回の惨事でも、九死に一生を得た。重傷を負った黄さんだが、「このような災難に見舞われても命を取り留めたのだから、これからの人生には、きっと良いことがあるはずだ」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年2月5日

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