中国民用航空局は12月30日に北京市で、中国商用飛機有限責任公司のビジネス機「ARJ21-700」の型番合格証を発行した。これは、中国初の国産地域路線用ジェット旅客機が同局の審査に合格し、安全面の基本的な需要を満たし、民間航空輸送事業の「入場券」を獲得したことを意味する。新華社が伝えた。
ARJ21-700は中国最大・最新・最先端の耐空証明書を取得した航空機で、型番合格証の取得は初の国産地域路線用ジェット旅客機が交付・運行という目標に向け着実に一歩を踏み出したことを意味する。同局は関連する耐空性規則に基づき、1機目の同機の耐空性検査を実施している。また同社の品質保証体制、運行支援体制、持続的耐空性体制の審査を行っている。これらの審査後、1機目が交付され、正式に就航することになる。
情報によると、ARJ21-700は200機以上の受注を獲得している。同機の開発により、中国は地域路線用ジェット旅客機の設計・製造・試験・試験飛行の全過程を終え、バードストライク試験、全機高強度電磁波放射実験、雷防止間接効果試験など一連の重大な試験を完了した。また減速、最低浮揚速度、振動、自然氷結、着陸装置操作など重要な試験飛行技術、多くの新技術・新材料・新加工技術を把握した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月31日