22日午後3時ごろ、1機の飛行機が陝西省渭南市の北部にある沙王大橋西側の農地に墜落して爆破炎上した。目撃者によると、現場で2人が死亡、うち1人は焼死、別の1人はパイロットの制服姿で、脱出用パラシュートを背中に装備していたという。京華時報が報じた。
事故を目撃した雷氏は、次のとおり語った。
墜落前、飛行機は空中で何度も旋回していた。パイロットが民家を避けているような感じだった。墜落地点の近くには、村落、企業、高速鉄道駅があったが、最終的には農地に墜落した。飛行機は墜落直前、屋根すれすれの極めて低空を飛び、墜落後、大破して炎上した。現場に駆けつけると、機体、主翼、尾翼などが、500平方メートルくらいの範囲に散乱していた。
機体の傍に2人の遺体があった。うち1人は火事で焼死したようだ。もう1人は、パイロットの制服姿で、脱出用パラシュートを背中に背負っていたようだった。1人は飛行機の外に放り出されたらしかった。墜落後、飛行機に乗っていた別のパイロットの身体に着火、駆け付けた人民警察が消火器と土でその火を消し止めようとした。地元民数人も消火活動に加わった。消防が火を完全に消すまで、約20分近く炎がくすぶり続けた。
現場の人民警察官によると、今回の事故で、パイロットを含む2人が犠牲となった。