中国インターネット情報センター(CNNIC)が4日、中国のインターネット利用状況をまとめた「第35回中国インターネット発展状況統計報告」を発表。昨年末の時点で、中国のネットユーザーは前年比3117万人増の6億4900万人に達したことが明らかになった。インターネットの普及率は47.9%。携帯を利用するネットユーザーは前年比5672万人増の5億5700万人に達した。また、スマホで気軽に旅行の予約をする人の数が194.6%増と、激増した。北京日報が報じた。
携帯予約サービス、携帯のオンラインゲーム、モバイル決済など、ビジネスへの応用の分野が急成長し、モバイルインターネットは現在、情報取得や通信手段だけでなく、消費や娯楽など、人々の生活のあらゆる分野に影響を及ぼすようになっている。
CNNICの報告によると、昨年1年間、モバイル端末をビジネスに応用した分野のうち、携帯を使った旅行のオンライン予約が最も急速に成長した。2014年12月の時点で、オンラインで航空券やホテル、列車の乗車券、旅行関連の商品を予約したネットユーザーは、前年比22.7%増(4096万人増)の2億2200万人に達した。ネットユーザー全体に占める割合は、29.3%から34.2%に増加した。うち、携帯でインターネットに接続し、航空券やホテル、列車の乗車券、旅行関連の商品を予約したユーザーの数が前年比194.6%増(8865万人増)の1億3400万人に達した。ネットユーザー全体に占める割合は9.1%から24.1%に増加した。