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中国経済は「7%時代」に別れを告げては? (3)

人民網日本語版 2015年02月09日08:34

これについて、国務院の李克強総理はさきにスイス・ダボスで行われた世界経済フォーラム(WEF)で力強い答を出した。「中国には強大な『備蓄カード』がある。備蓄率は50%を超え、中国には地域的な金融リスクやシステム的な金融リスクが起こらないよう確保する力がある。世界の成長に対し、中国が長年にわたり貢献してきたことはよく知られている。2014年の7.4%という成長率は世界の主要エコノミーの中で最も高いものでもある」と述べたのだ。

事実は雄弁に勝る。中国は「8%の成長率維持」という荷物を下ろしてよい。14年に成長率が7.4%に鈍化した状況の中、中国では雇用が減るどころか増加し、昨年は都市部で新たに1400万人を超える雇用が生まれた。

北京大学国家発展研究院の黄益平副院長は、「実際、雇用と増加率の関係はそれほど決まり切ったものではない。中国の経済成長率が6%まで下がっても、雇用に大きな問題が生じることはない」と強調する。

中国経済は今、中高速の成長へと移行しつつある。国際的には、5~7%は中高速とされる。8%維持という荷物を下ろした中国は、再び「7%維持」という鎖に絡め取られる必要はない。7%時代に別れを告げたとしても、中国にも世界にも悪夢にはならない。海外でも国内でも、中国経済に対する「成長ペースコンプレックス」を乗り越え、より確かで安定的な成長へと回帰する必要がある。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年2月9日


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