会話が不得意で、リスニング力も低い。言い換えれば、やはり英語が不得意で、英語が怖いのだ。英語恐怖症の日本人は英語を聞いただけでびくびくする。長い間、英語に対するコンプレックスと闘っており、このコンプレックスを消すために、日本人は大量の時間とお金を使っている。そのため、駅前や学生街、商店街、ショッピングセンターなど、どこに行っても英会話教室を目にする。今や英会話教室のビジネスも過当競争になっているほどだ。
しかし、日本人はなぜこんなにも英語が不得意なのか?要因はさまざまだ。まず挙げられるのは、「島国」という環境が英語学習の障害となっている。欧州を例にあげると、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、スイスなど地続きの国は簡単に行き来ができる。このため語学を学習することは比較的容易となる。
このほか、日本人の外国語の習得が難しい最大の要因は、日本人の国民性にある。日本人は、何に対しても「恥ずかしい」と感じる。また、しゃべるのが不得意で、積極的にしゃべろうとしない。外国語を学ぶ際に最も重要だと見られているのは、「間違っていてもしゃべる」という精神だ。日本人に欠けているのは、まさにこの精神なのかもしれない。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年2月11日