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専門家「中国の原潜はインド洋公海に進入しただけで、インドのレッドラインには触れていない」

人民網日本語版 2015年02月04日13:57

 インドの「インディア・トゥデイ」ウェブサイトの報道によると、2014年12月に米国の無人機がインド洋のイエメン周辺海域で中国の原子力潜水艦1隻を発見し、インド安全保障機関は2014年に中国がインド洋に潜水艦を3回配備した問題に懸念を表明した。日本のオンライン誌ザ・ディプロマットも1月31日、中国による原潜使用はすでにインドの「レッドライン」に触れるものであり、両国海軍の軍拡競争を引き起こすのは必至だと指摘した。軍事専門家は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに「『中国が潜水艦をインド洋に配備』というインドメディアの表現は正確ではないし、中印両国海軍の水準には大きな差があり、もし軍拡競争だと言っても、インドが中国を追いかける目標にするだけだ」と表明した。

■「中国が潜水艦をインド洋に配備」との表現は不正確

 「中国が潜水艦をインド洋に『配備』」とのインドメディアの表現について、軍事専門家の李莉氏は「インドメディアの報じた情報自体が正確ではない。『配備』という言葉は、中国の潜水艦がインド洋の特定の地点で長期駐留を実現し、明確な任務と編成を持つことを指す。だがわれわれはインド洋において明らかにそうではない」と指摘した。

 軍事専門家の曹衛東氏は「中国の潜水艦、原潜がインド洋へ行く目的は非常に明確で、護送に参加して、ソマリア沖海賊に対処し、海上交通路の安全を守るためだ。中国の潜水艦は任務遂行中、シンガポール、インド、スリランカなど周辺国、および米国に通報もしており、当時どの国もこれについて報道しなかった。今になって一部メディアがこの件を大げさに伝え始めたのは、1つには中国の潜水艦の実力に驚いたため、もう1つには『中国脅威論』を喧伝するためだ」と指摘した。


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