中国自動車メーカーのBYD(比亜迪)が製造したEVバス「K9」は、2015年の年初にスウェーデンから受注を獲得した。このEVバスは23日に正式に日本に進出し、京都で使用されることになった。京都の公共交通機関がゼロ排出のEVバスを採用するのはこれが初めてで、BYDは日本市場に初進出した中国自動車メーカーとなった。
23日に開かれたK9納車式典において、BYDアジア太平洋地域自動車販売事業部総経理の劉学亮氏は、「日本は自動車産業強国であり、自動車の技術と品質に対して厳しい要求を突きつけている。当社の日本市場進出は、当社および中国の技術・品質に対する認可を意味する。K9が京都市民により快適で環境にやさしいEVバスの体験をもたらすことを信じている」と述べた。
K9の全長は12メートル、重量は18トン。伝統的なバスの動力システムとは異なり、K9のすべてのタイヤには「インホイールモーター」と呼ばれる、独立した動力源が搭載されている。K9はBYDが独自開発したリン酸鉄リチウムバッテリーを採用し、走行距離は250キロ以上に達する。K9は世界初のワンステップ型低床EVバスだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年2月26日