北京、天津に続き、河北省石家荘市が先月29日、大気中を漂う粒子状物質の発生源の解析結果を発表し、3地域の煙霧の原因が明らかになった。新華網が伝えた。
北京・天津・河北の報告によると、同地域の重要な大気汚染源は、石炭燃焼、自動車排気ガス、砂塵となっている。そのうち北京では、自動車排気ガスが大気に深刻な影響を及ぼしている。天津の大気汚染の「元凶」は砂塵で、石家荘で最も深刻な汚染源は石炭燃焼だ。また工業が排出する汚染物質も高い比率を占めており、石家荘では製薬、冶金、石油化学、建材などの業界が大気中に粒子状物質を多く排出している。
現地の汚染源の他に、他省からの飛来も汚染の重要な要素になっている。報告書によると、天津のPM2.5のうち、他省からの飛来が22−34%を占めている。北京は28−36%、石家荘は23−30%。
北京・天津・河北の大気汚染改善に向けた共同の取り組みが、現実的に必要になっている。「北京・天津・河北及び周辺地区の大気汚染共同防止2014年重点活動」は、汚染共同防止活動を細分化した。これには公共政策の制定、新たな汚染物質排出料金の研究、地域の大気環境容量の上限の設定、「国Ⅴ」基準に合うガソリン、ディーゼルオイルの全面的な供給などが含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月5日