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中国の腐敗撲滅に国民から高い評価 (2)

人民網日本語版 2015年03月02日10:04

 腐敗撲滅ではこれらの成果のほか、中国共産党の腐敗撲滅体制の建設と方法の革新も注目に値する。

 昨年は、「二つの責任」の実現が進み、党委員会の主体責任と紀律委員会の監督責任との分担がより明確なものとなった。もう一方では、腐敗撲滅部門への主要職務のさらなる集中化が進められた。中国の省・区・市と新疆生産建設兵団の紀律委員会は昨年、参加する議事協調機構を4619機関から460機関に減らし、90%の削減を実現した。

 2014年は「巡視」も腐敗撲滅活動の焦点となった。1年で3回にわたる中央による巡視が行われ、全国31省・区・市と新疆生産建設兵団の全てが対象となった。より臨機応変で効果的な「特別巡視」という巡視方法も考案された。省級の巡視でも多くの腐敗事件の手がかりが発見され、北京の腐敗撲滅推進と連動して効果を上げた。

 中央級の党と国家の機関に対する監督を強化するため、中央紀律委員会は、中央弁公庁と中央組織部、中央宣伝部、中央統一戦線部、全国人民代表機関、国務院弁公庁、全国政治協商機関など中央と国家の機関に7つの派遣機構を新設した。際立った権力と影響力を持っていると考えられていた重要な部門に対するこの措置の意義はとりわけ大きい。

 専門家はこれについて、中国共産党は腐敗減少・抑制で全体として成果を上げていると分析している。中国共産党は同時に、制度建設と連携して、「権力を制度の檻に閉じ込める」という方向へも着実に前進している。消息筋によると、中国の腐敗撲滅は2015年も引き続き強力に推進される見込みで、両会の重要な議題となるのは間違いない。両会期間にさらに注目すべき新たな動向がわかる可能性もある。(編集MA)

 「人民網日本語版」2015年3月2日


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